2020.7.18

華麗なる「雪」の舞 デジタルアートと融合~日本博特別公演から<2>

第2部 月雪花つきゆきはなにあそぶ~「月」

笙「盤渉調ばんしきちょう調子ちょうし」~宮田まゆみ

日本舞踊「鷺娘さぎむすめ」~尾上紫

鷺の精=尾上紫
▽長唄 唄=杵屋巳津也、杵屋巳之助、杵屋喜太郎、今藤龍之右
三味線=杵屋巳太郎、杵屋六治郎、今藤龍市郎、杵屋巳千雄
囃子 笛=福原徹彦  小鼓=望月彦十郎、望月左喜十郎 大鼓=望月秀幸 太鼓=藤舎呂雪  

胡弓「雪」~川瀬露秋

胡弓の演奏を披露した川瀬露秋さんに、出演の感想などを聞きました。

「胡弓は一般の方にはあまり馴染みのない楽器かもしれません。今回のように多彩な伝統芸能を紹介する公演で、演奏させていただけたことはとても嬉しいです。地歌「雪」は(本来は)長い曲ですが、それぞれの伝統芸能を短くまとめてお楽しみいただくのはすごく良い試みだと思います」

――他ジャンルとの共演で得られたこと、それをどう生かしたいですか。

「一つの伝統芸能には他の様々なジャンルが関係しています。諸説ありますが、例えば胡弓は、楽器が琉球芸能から、音楽が能楽や歌舞伎から影響を受けたとも言われています。日本の伝統芸能は海外に比べて特に種類が豊富だと聞きますし、多彩なジャンルのなかで自分の芸能の特色を継承することが大切ですよね」

――プロジェクションマッピングなどのデジタルアートとの共演についてはいかがでしたか。

「デジタルアートとの共演は初めての体験でした。普段の舞台とは違い、新しい演出を加えてみるのも面白いと思います。演奏している音楽は古典曲だったので、現代的なアート作品を通じて、古典の魅力が多くの人に伝われば嬉しいです」

――日本の伝統芸能の魅力とは?

「伝統芸能は心を豊かにすることができると思います。例えば「雪」の合方には、切ない女性の胸中が表現されています。お芝居では、雪の降る場面で用いられますが、人のこころや豊かな自然が一曲の中に織り込まれているのも一つの魅力です」

――海外の方にどう伝えたいですか。

「最近、映像で日本の文化を発信する取り組みが広がっていますが、やはり生(ナマ)の魅力をお伝えしたいですね。上演する会場には、舞台の緊張感やお客様の雰囲気など、その場にいてこそ体感できる感動があると思います。様々なメディアをきっかけにして、ぜひ劇場・ホールへ足を運んでいただきたいです」

声明「散華」~天台聲明 七聲會

天台聲明 七聲會(海老原廣伸、玉田法信、平田真紹、室生述成、
末廣正栄、宮部亮侑、豊田良栄、鈴木亮仁)

日本博特別公演「日本の音と声と舞」は、NHK総合で19日13時50分~14時58分に放送する。また、民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」で19日まで配信中だ。詳しくは日本博公式ツイッター(https://twitter.com/jpculturalexpo)で。

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