中国・唐の伝説上の詩僧、寒山と
寒山と拾得は高い教養を持ちながら、脱俗した風狂な暮らしを好んだとされる文人で、古来、中国や日本で伝統的な画題として描かれてきた。
画中のふたりは奇妙な笑みを浮かべ、寒山は巻物を、拾得はほうきを持つ姿が特徴的だが、横尾さんは巻物代わりにトイレットペーパーを持たせるなど、ユーモアたっぷりに描く。困難に直面する現代、改めて人生を見つめ直す機会を提供する。
文化庁、宮内庁と読売新聞社が取り組む「紡ぐプロジェクト」の一環。会期は12月3日(日)まで。
展覧会公式サイトはこちら → https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kanzanhyakutoku/
東京国立博物館では横尾さんの展覧会に合わせ、所蔵する寒山拾得図約20件を本館特別1室でまとめて特集展示する。9月12日(火)~11月5日(日)。
公式サイトはこちら → https://tsumugu.yomiuri.co.jp/tohaku_kanzanjittoku/
0%