2023.12.25
奈良・正倉院が伝える宝物の精巧な模造品を紹介する展覧会「正倉院宝物を受け継ぐ」(同展実行委員会主催、読売新聞社など協力)が〔2023年12月〕23日、東京都渋谷区の明治神宮ミュージアムで開幕する。22日に報道陣向けの内覧会が行われた。
展覧会では、正倉院を代表する宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」や「金銀鈿荘唐大刀」などの模造品を含む36件(会期中に展示替えあり)を展示する。「螺鈿紫檀五絃琵琶」は、宝物と同じ紫檀などの貴重な材料を用い、同じ技法で再現され、華やかな姿を見せていた=写真=。
正倉院宝物には、長い年月の中で破損したものもあり、明治期以降、継続して修理されるとともに、精巧な模造が行われ、往時の姿を今に伝えてきた。
来年〔2024年〕2月25日まで。木曜休館(1月4日は開館)。
(2023年12月23日付 読売新聞朝刊より)
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