愛知、三重、岐阜、富山、石川各県の伝統的工芸品の職人たちによるイベント「職手継祭」が〔2024年4月〕26、27日、名古屋市中村区の複合施設、グローバルゲートで開かれる。
5県は中部経済産業局の管轄で工芸が盛んな地域。同祭は昨年〔2023年〕11月末、「伝統の炎を絶やさない」と掲げて初開催され=写真=、今回は「能登半島地震復興応援プロジェクト」として急きょ準備が進められた。
被災地応援の趣旨に賛同した高岡銅器、山中漆器、萬古焼、美濃和紙、尾張仏具、有松・鳴海絞などの職人たちが展示販売を行う。26日午後3時からは、輪島塗の蒔絵師、北濱幸作さんが「輪島塗再生に向けて」と題し、輪島の現状などについて話す。来場者が蒔絵を体験できるイベントも催す。
今回のキャッチフレーズは「伝統の炎、つなぐ絆」。職手継祭のインスタグラムでは、出展者の応援宣言などが掲載されている。
(2024年4月24日付 読売新聞朝刊より)
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