皇室に伝わる名品を紹介する展覧会「宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美―東北ゆかりの品々」(宮城県美術館、宮内庁主催)が18日から、仙台市青葉区の宮城県美術館で開かれる。
皇室に受け継がれてきた絵画や工芸品などを収蔵する宮内庁三の丸尚蔵館は、現在、新施設の建設工事が進められている。その間、収蔵品を紹介する展覧会が宮城、宮崎、和歌山の3県で開催される。文化庁、宮内庁、読売新聞社が官民連携で進める「紡ぐプロジェクト」の一環。
先頭を切って開かれる宮城県美術館では、約50点を展示する。京都御所に収められていた「群獣図
フランス語で「菓子入れ」を意味する、手のひらサイズの工芸品「ボンボニエール」10点も展示。明治時代から皇室の慶事の記念の品として作られてきた。
東北ゆかりの品では、秋田・角館のしだれ桜や男鹿半島の海岸を描いた東山魁夷の「平成度 悠紀地方風俗歌屏風」などが並ぶ。
11月7日まで。月曜休館。前期と後期で作品の一部を入れ替える。問い合わせは同館(022・221・2111)。
(2021年9月18日 読売新聞宮城県版に掲載)
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