世界遺産・仁和寺(京都市右京区御室大内)で、5月20日に「伝統工芸の日」が開かれる。御殿の
仁和寺は888年創建で真言宗御室派の総本山。江戸期には、絵師に官位を授ける権利を持っていた。門前に野々村仁清が窯を開き「御室焼き(京焼)」が生み出され、尾形光琳・乾山らも居を構えており、優れた芸術・文化を育む場所でもあった。漆工品の最高峰のひとつとされる国宝「
「伝統工芸の日」はこうした文化支援の一環で、今年初めて企画された。対談は、国の登録有形文化財で、近年は竜王戦の舞台としても知られる宸殿で午後2時から行われ、瀬川門跡が仁和寺と工芸の関わりについて紹介。京友禅染織家で、フランスのレジオン・ドヌール勲章コマンドゥールも受章した森口さんと、伝統文化の魅力や継承の課題などについて意見を交わす。
対談は5月20日(土)午後2時~3時で、1時30分受付開始。観覧希望者30人を募集している。参加は無料で、拝観料800円が必要(高校生以下は無料)。車いすでの拝観も可能(障がい者手帳提示で拝観料無料。付き添い者は拝観料が必要)。申し込みは7日までに、以下の応募フォームから。応募者多数の場合は抽選。※都合により、イベントは中止になる場合や内容が変更になる場合もあります。
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