日本芸術文化振興会は、国立劇場(東京・半蔵門)の建て替えに向けた記念グッズ「愛蔵版 歌舞伎名ぜりふかるた」を発売する。
娘に化けていた弁天小僧が名乗りをあげる際の「知らざァ言って聞かせやしょう」(「弁天娘女男白浪」より)や、世話物の名作「与話情浮名横櫛」の「お釈迦さまでも気がつくめぇ」など、なじみ深いせりふをそろえ、絵札は同館所蔵の色鮮やかな錦絵をもとに制作した。
1800年創業の京都・大石天狗堂が、金銀砂子のまばゆい越前和紙を用いて作った特注品。1万円(消費税込み、限定800組)。国立劇場内売店などで販売する。