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2023.3.28

【たくさんのご応募ありがとうございました】国宝「普賢菩薩像」(東京国立博物館蔵) 令和の修理を終えての披露展示…記念トークイベントを4月15日に開催

欠損部に絹を補ったところは、周囲の色に合うよう彩色していく(補彩)。少しずつ色を濃くするなど最新の注意を払ったという(半田九清堂提供)

紡ぐプロジェクトの修理助成事業で、2019年度から3年にわたる修理を終えた国宝「普賢菩薩像」(東京国立博物館蔵)が、4月11日(火)から同博物館でお披露目されます。それを記念したトークイベントを4月15日(土)に開催します。

「普賢菩薩像」は、平安時代に貴族から信仰を集めた普賢菩薩を描いた仏画の最高傑作で、戦後施行された文化財保護法で初めて国宝に指定された作品の一つです。経年による傷みが進んでおり、2019年度から、約100年ぶりの本格修理が行われました。

仏画の修理に詳しい専門家らによる修理委員会が設けられ、どのように修理を進めるか、慎重に協議しながら作業が進められました。2022年3月に作業を終え、作品の状態が安定するまで1年間は養生期間として、試験展示などを行いました。そしてこの4月、いよいよ本格的に披露されます。

展示は4月11日(火)から5月7日(日)まで、東京国立博物館本館2階(国宝室)で。観覧料は大人1000円、大学生500円。月曜休館。

修理委員会メンバーが3年にわたる修理を振り返る…記念トークイベントを開催【応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました】

日時 4月15日(土) 12:30 受付、13:00開演(14:30終了予定)
場所 東京国立博物館 平成館 大講堂
登壇者 国宝「普賢菩薩像」修理委員会メンバー

※参加無料 東京国立博物館常設展(総合文化展)のチケットが必要です。特別展「東福寺」のチケットでもご参加いただけます。
※応募は以下のフォームから。4月9日(日)〆切り。応募者多数の場合は抽選のうえ、当選された方には11日(火)以降メールで連絡します。

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