徳島県阿南市の
同神社の氏子総代は、文化遺産の保存、継承に貢献した人たちを顕彰する「読売あをによし賞」の第14回(2020年)本賞に選ばれ、その賞金300万円を収蔵庫の修復費の一部に充てた。
収蔵庫は鉄筋コンクリート製で、高さ5.6メートル、幅4.6メートル、奥行き5.88メートル。重要文化財の木造「
カビを防ぐため、湿度を一定以下に保つ空調設備を新設し、拝殿にある記録計で収蔵庫内の室温や湿度を管理するという。
地域の約30世帯の住民らとともに境内を清掃し、文化財を虫干しするなど保存活動を続けてきた氏子総代の代表、近藤敏尚さん(80)は「収蔵庫を拠点に、これからも地域の宝を受け継いでいきたい」と語った。
読売新聞社は、「第16回読売あをによし賞」の候補者を7月31日(必着)まで募集している。
本賞(賞金300万円と記念品)、奨励賞(賞金100万円)、特別賞(記念品)で、選考結果は秋頃に発表し、表彰式を11月3日に大阪市内で行う。
分野、自薦・他薦、個人・団体を問わない。応募は、住所・氏名(団体代表者名)・生年月日・連絡先・取り組み、業績をA4判にまとめ、自治体や学会・団体など第三者の推薦書(自薦もできる限り)を付ける。いずれも書式は自由。
参考資料を添付し、〒530・8551(住所不要)読売新聞大阪本社文化事業部「読売あをによし賞」事務局(メールawoniyoshi@yomiuri.com、電話06・6366・1848=平日午前10時~午後5時)へ。
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