文化審議会は21日、重要無形文化財の保持者(人間国宝)の認定などを文部科学相に答申した。
人間国宝は、古典落語の五街道雲助(本名・若林恒夫)さん(75)(東京都墨田区)ら12人。
雲助さんは東京都出身で、大学2年時に十代目金原亭
ほかに答申されたのは、芸能では能ワキ方の宝生欣哉さん(56)(東京都練馬区)、
工芸技術では、首里の織物の
人間国宝は芸能55人、工芸技術54人の計109人となる。
また、同審議会は日本舞踊を新たに重要無形文化財に指定し、保持者に日本舞踊保存会(東京都)の会員56人を認定することを求めた。
このほか、文化財の保存に不可欠な選定保存技術とその保持者・団体として、「手織中継表製作」と
すでに選定されている技術の保持者・団体として、「表装建具製作」の臼井浩明さん(51)(大津市)、「能装束製作」の能装束製作技術保存会(佐々木洋次会長)を追加認定することも求めた。
(2023年7月22日付 読売新聞朝刊より)
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