閑散とした境内に、愛らしい鹿が群れをなして現れた。コロナ禍が起きるまで訪日外国人客ら大勢の参拝者で混雑していた興福寺。いま訪れる人は減り、警戒心の強い子鹿の姿も目立つという。
森谷英俊
寺は710年に都が平城京に移った頃、創建された。以後、疫病だけでなく、戦乱や
今回の苦難にも、森谷貫首は自らの役割をこう語る。「昔も今もできることに変わりはない。我々ができることは心を寄せ、人々のために読経することです」
2年前、約300年ぶりに再建された中核建物の
2020年8月18日付読売新聞から掲載
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