82人の工芸作家の作品が一堂に会する特別展「工藝2020―自然と美のかたち―」が21日、東京国立博物館表慶館(東京・上野公園)で開幕する。11月15日まで。20日はマスコミや関係者向けの内覧会が行われた。
本展は、政府が推進する「日本博」と文化庁、宮内庁、読売新聞社が官民連携で取り組む「紡ぐプロジェクト」の一環。同プロジェクトの展覧会は、今年、新型コロナウイルスの影響ですべて中止や延期となっており、本展が初の開催となる。
工芸は陶磁や染織、漆工、金工、木竹工など、素材・分野が幅広い。内覧会では室瀬和美さん(漆工)ら重要無形文化財保持者(人間国宝)の伝統の技や、奥田
文化庁の宮田亮平長官は、「世界に冠たる日本の工芸ここにあり、という展覧会になった。多くの作家が会してできた工芸の世界観を、会場で感じていただきたい」と話している。
混雑緩和のため日時指定の事前予約が必要です。詳細は展覧会公式サイトで→https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kogei2020/
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