2021.11.12

よみがえる琉球の技~九州国立博物館で「手わざ―琉球王国の文化―」開催

黄色地鳳凰蝙蝠宝尽青海波立波文様紅型袷衣裳(表) 赤地平絹(裏)(模造復元品)
令和元年度復元  沖縄県立博物館・美術館 後期:11/23~12/12

九州国立博物館(福岡県太宰府市)で特集展示「琉球王国文化遺産集積・再興事業 巡回展『手わざ―琉球王国の文化―』」が12月12日まで開催されている。模造復元作業を通してよみがえった琉球独自の技を体感できる展示となる。

沖縄県は、かつて琉球王国として独自の文化を繁栄させていた。亜熱帯気候を活かし、きらびやかな漆器や、色鮮やかな染織品が王府の管理下で製作された。また国内は、海洋交易によってもたらされた諸国の宝物に満ちていたと伝えられている。

朱漆巴紋沈金御供飯(模造復元品) 平成30年度復元 沖縄県立博物館・美術館 通期展示
円覚寺仁王像(阿吽形)(模造復元品) 令和2年度復元 沖縄県立博物館・美術館

しかし、近代化の波や第二次世界大戦中の激しい地上戦により、当時の有形無形の文化遺産の多くが失われてしまった。同時に、代々大切に受け継がれてきた琉球の心も伝える技術「手わざ」も途絶えることになった。

こうした琉球王国の美しい文化財を現代によみがえらせるため、職人と研究者が協力して8分野(絵画、木彫、石彫、漆芸、染織、陶芸、金工、三線)にわたる失われた手わざの解明に挑んだ。模造復元の過程は非常に困難だったが、職人と研究者が協力して乗り越えた結果、様々な発見が得られた。

四季翎毛花卉図巻(模造復元品) 令和元年度復元 沖縄県立博物館・美術館 通期展示(会期中巻き替え)
三線 志多伯開鐘(模造復元品) 平成30年度復元 沖縄県立博物館・美術館 通期展示
擬宝珠形丁子風炉(原資料) 19世紀 沖縄県立博物館・美術館 通期展示

本展では、それら模造復元品を中心に展示し、その製作工程を紹介する。現代によみがえった文化財を鑑賞するとともに、琉球王国の美意識を感じられる機会となりそうだ。

展覧会公式サイトはこちら

九州国立博物館 | 文化交流展示情報 特集展示:琉球王国文化遺産集積・再興事業 巡回展『手わざ – 琉球王国の文化 -』 (kyuhaku.jp)

開催概要

日程

2021.10.19〜2021.12.12

会場

九州国立博物館 4階文化交流展示室 第9・10・11室
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2

料金

一般700円、大学生350円、高校生以下・18歳未満および満70歳以上無料

休館日

毎週月曜日

開館時間

午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

※最新の開館時間などは、同館ホームページでご確認ください。

お問い合わせ

問い合わせ 050-5542-8600(ハローダイヤル、午前9時~午後8時)

Share

0%

関連記事Related articles

編集部からFrom the Editor

一覧ページへ