皇室に伝わる明治から現代の陶磁器を中心に、茨城とゆかりの深い作家の作品も紹介する企画展「皇室と近代の陶磁 三の丸尚蔵館名品展」が、〔茨城〕県陶芸美術館(笠間市笠間)で開かれている。見どころを3回にわたり紹介する。
幹山伝七
明治時代前期(19世紀)
本展出品作は皇室や宮家で実際に使用されたものを多く含むが、本作もその一つである。12種類594点が現存する和食器のセットの一部で、来客の
それぞれの器は、伝統的な日本の草花が、西洋の影響を受け写実的な画風で描き出されており、縁を彩る
明治初期に皇室の依頼で洋食器などを多く手がけた
(県陶芸美術館主任学芸員 飯田将吾)
◇ ◇ ◇
12月10日まで。県陶芸美術館(0296・70・0011)。
(2023年10月24日付 読売新聞朝刊より)
◇ 皇室と近代の陶磁 三の丸尚蔵館名品展
【会期】9月16日(土)~12月10日(日)月曜休館。11月13日は開館
【会場】茨城県陶芸美術館(茨城県笠間市)
【主催】茨城県陶芸美術館、宮内庁
【特別協力】文化庁、紡ぐプロジェクト、読売新聞社
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