《鋳ぐるみ鋳銅花器 大宙へ》は、銅の器胎に鋳ぐるみによって、異なる色(金属素材)の光陰が宇宙へと突き進む印象であろう。
大澤光民(1941- ) Ōzawa Kōmin
富山県生まれ。1958年富山県立職業補導所銅器科卒業後、高岡市特産産業技術者養成スクールで学んだ。伝統的な焼型鋳造(込型鋳造)を中心とした鋳金技法に修練し、鋳型の成形や鋳造の技法に独自の創意を加えた「鋳ぐるみ」によって独自の装飾的表現を獲得した。鋳型に銅やステンレス等の棒状の金属を固定して鋳込みを行い、研ぎ出しして器胎の表面に多彩な装飾文様をつくる。伝統工芸を主体に活動し、日本伝統工芸展等への出品や高岡銅器の発展に尽力してきた。2005年重要無形文化財「鋳金」保持者認定。《鋳ぐるみ鋳銅花器 大宙へ》は、銅の器胎に鋳ぐるみによって、異なる色(金属素材)の光陰が宇宙へと突き進む印象であろう。富山県高岡市在住。
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