2020.9.7

【作家が語る】青木宏憧―工藝2020出展作品から

守箱しゅばこ海月くらげ
青木 宏憧 2017年 W・D・H:65・48・57cm (個人蔵)【漆工】

守箱とは、私の造語です。大切なモノを中に収め、未来に運ぶための箱。生き物たちが箱の中を守るイメージで制作しています。今回は海に漂う海月くらげをモチーフに選びました。伸びた触手が月の光にあたりキラキラと輝く様を、研出蒔絵で表現しました。素地は漆と麻布と土で作る乾漆技法で出来ています。

青木宏憧(1976- ) Aoki Kōdō
東京都生まれ。2005年東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻を修了。在学中に平山郁夫賞、安宅賞を受賞。日展を主体に活動し、2014年及び2017年特選を受賞、また日本現代工芸美術展でも受賞を重ねた。2019年岡田茂吉賞展新人賞受賞。生き物が持つ自然で根源的な美の形態や箱に変容した生の形態をおおらかに造形化し、乾漆の素地に金粉や色粉の蒔絵、螺鈿で装飾して個性的表現を獲得した。《守箱・海月》は、乾漆の造形に金粉の蒔絵や貝の象嵌等で装飾した海月のモチーフを、大きく揺らぎ漂う生の姿態を表現している。東京都練馬区在住。

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「工藝2020」開催概要や日時指定チケットの情報は公式サイトで

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kogei2020/

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