2020.9.7

【作家が語る】西由三―工藝2020出展作品から

鋳朧銀花挿ちゅうろうぎんはなさし
西 由三 2015年 W・D・H:17・15・34cm (個人蔵)【金工】

金属で物を造ることの意味を考えています。素材の持っている良さを十分に引き出せる技術を使って、作者の心の持ち様を表現した時に良い工芸作品が出来ると思ってやって来ました。その中でも作者の内なるものが最も重要な必要条件で、あとはそれを表現する為の手段だと思っています。水平面と凹曲面、それらが成す稜線というシンプルな構成の形態を表すには、朧銀が効果的かと考え制作しました。過剰な加飾は立体造形としての本質を損ない、素材の本来の美しさの妨げになりかねないかと思っています。

西 由三(1958- ) Nishi Yūzō
東京都生まれ、祖父・丸山不忘と父・西大由に学んだ。伝統工芸を主体に活動し、日本伝統工芸展に出品、伝統工芸日本金工展や東日本伝統工芸展で受賞を重ねている。朧銀や青銅の鋳造を主とし、素材の特質と魅力を引き出す技術と率直な表現とで表している。東京都練馬区在住。

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「工藝2020」開催概要や日時指定チケットの情報は公式サイトで

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kogei2020/

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