2020.9.6

【作家が語る】尾長保―工藝2020出展作品から

渚の印象
尾長 保 2019年 W・D・H:90・-・90cm (個人蔵)【漆工】

鮎が河口へさかのぼってきてシャープな動きを見せ、美しい川の流れと涼風に感動を覚えたさわやかな印象を作品にした。研出高蒔絵により白地と黒と金のコントラストで表現した。

尾長 保(1932- ) Onaga Tamotsu
富山県生まれ。蒔絵の山崎立山、後に佐治賢使にも師事した。日展を主体に活動し、1964年特選・北斗賞を受賞、1969年菊花賞、2015年に会員賞を受賞した。また日本現代工芸美術展、日本新工芸展、そして日工会展でも受賞を重ねた。身近な海や川辺で見かける魚や蟹等の生き生きとして煌めく姿への感動を長年の主題とし、金粉の研出蒔絵を主に平文や螺鈿を併用しながら明快な抽象の意匠で表現している。《渚の印象》は、河口に群れる鮎を描写した制作で、高蒔絵で黒い影と陽光に煌めく鮎を白地とのコントラストで見せている。富山県氷見市在住。

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「工藝2020」開催概要や日時指定チケットの情報は公式サイトで

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kogei2020/

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