2020.9.4

【作家が語る】中村信喬―工藝2020出展作品から

遙かな道
中村 信喬 2014年 W・D・H:17・14・43cm (個人蔵)【人形】

400年前にローマに旅立った四人の少年達、天正遣欧少年使節の一人をモデルにした。人々の一生の間には、さまざまな出来事、例えば出生、愛、幸福、出逢い、災害、病気、死、苦難などが起こり、多くの喜びや試練があります。一つの目標に向かって力強く人生を歩いて行く。喩え困難に直面したとしても、心の強さを持って乗り越えて行く。その先にあるものは、必ず後に続く者たちの指針となる。そのような心を持って遥か遠く続く道を歩いて欲しいと願った作品である。

中村 信喬(1957- ) Nakamura Shinkyō
福岡県生まれ。1979年九州産業大学芸術学部美術学科で彫刻を学んだ。人形師の父・中村衍涯のもとで修業し、1983年から林駒夫に師事した。伝統工芸を主体に活動し、1999年日本伝統工芸展で優秀賞を受賞し、西部工芸展や人形部会展でも活躍している。2011年ポーラ伝統文化財団優秀賞受賞。日本やアジア、南蛮をうかがわせる歴史的空想浪漫のひとがたを、写実を基調に卓越したデッサン力を発揮しつつ主題に沿って身体の強調を図り、深い彩りを施した陶彫彩色の制作としている。福岡県福岡市在住。

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「工藝2020」開催概要や日時指定チケットの情報は公式サイトで

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kogei2020/

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