人形浄瑠璃文楽の公演を泊まりがけで楽しむ「春
伊豆の国市は、源頼朝が平家打倒のために挙兵した地といわれ、源平合戦ゆかりの「ひらかな盛衰記」から「神崎揚屋の段」を上演した。
人間国宝で
公演後には、人形遣いや三味線の技芸員によるワークショップを開き、人形を3人で息を合わせて動かす方法や、三味線は太夫の語りを効果的に演出する役割を果たしていることなどをわかりやすく解説した。翌朝には、「お見送り」する文楽人形を参加者が遣ってみる体験会も行われた。
文楽を初めて鑑賞した人が多く、「舞台に引き込まれ、感動で鳥肌が立った」「普段の公演では、ここまで演者の皆さんと交流したりすることはできないので、貴重な体験だった。ぜひ劇場での文楽公演も見にいってみたい」などの感想が聞かれた。
(2024年3月3日付 読売新聞朝刊より)
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