日本美を守り伝える「紡ぐプロジェクト」公式サイト

2026.9.10

高校生「沖縄未来コンサバターズ」- 首里城復元、美術工芸品修復学ぶ

首里城正殿を正面から見学する高校生たち

高校生たちが、沖縄・首里城(那覇市)の火災で被災した美術工芸品の修復や沖縄の伝統文化を学び、次世代に伝えるプログラム「沖縄未来コンサバターズ」(主催・読売新聞社、沖縄ちゅら島財団、協賛・清水建設)が〔2026年〕8月3~5日、沖縄県内で行われた。読売新聞社が自治体や企業と協力して伝統文化の振興に取り組むプロジェクト「Action!伝統文化」の一環で、今年で4回目。復元されて11月に一般公開される首里城正殿の見学をはじめ、充実した3日間を過ごした。

今回は、読売新聞社が運営する子ども記者団「ヨミウリ・ジュニアプレス」や、県立首里高の染織デザイン科、首里城で修学旅行生へのガイド活動をする私立興南高の興南アクト部、沖縄の伝統芸能や古武術を学ぶコースがある県立南風原はえばる高の郷土芸能部から、計16人の高校生が参加した。

初日の首里城では、復元工事の現場責任者のほか、琉球漆器などの美術工芸品の修復について関係者から説明を受けた。2日目は、琉球ガラス村(糸満市)を訪問。琉球ガラスの歴史を学び、コップ作りに挑戦した。最終日は南風原高(南風原町)を訪れ、郷土芸能部員による琉球舞踊を鑑賞し、舞踊や着付け、楽器演奏を体験した。

南風原高では郷土芸能部員に教わり、琉球舞踊を体験した

興南高2年の與儀よぎ蒼さん(16)は「首里城の正殿を近くで見られただけでなく、工事に関わった方に直接話を聞けて勉強になった。今後のガイドに生かしたい」と感激した様子。首里高1年の稲嶺陽太はるたさん(15)は「将来は沖縄の郷土芸能や伝統工芸に関わる仕事につきたい」と決意を新たにしていた。

(2026年9月6日付 読売新聞朝刊より)

Share

0%

関連記事