よみうりカルチャーの講座「琵琶への誘い」が〔2025年〕2月23日、東京・大手町の読売新聞ビルで開かれた。
琵琶は、大河ドラマ「光る君へ」で注目を集めた。講師の筑前琵琶奏者、田原順子さんは作中で紫式部が弾いたのは「
田原さんは「平家物語は元々、演奏を書き留めたもの」と説明。その那須与一の場面を、弟子の藤高りえ子さんが弾き語りした=写真=。また、4人組琵琶アンサンブル「吉祥天」が田原さん作曲の楽曲を演奏。琵琶とバイオリンとの共演も映像で流され、田原さんは「1200年前に伝来した琵琶が変遷を経て、色々な曲を演奏できる楽器に育った」と締めくくった。
藤高さんは、3月14~17日に新国立劇場・中劇場〔東京・初台〕で開催される舞台「平家物語―胡蝶の
被斬 ―」で、尺八や打楽器と共に音楽を担う。0570・00・3337(平日正午~午後3時)。
(2025年3月2日付 読売新聞朝刊より)
0%