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2022.9.5

日本博特別公演「祈りのかたち」中止演目を国立能楽堂で上演…能「土蜘蛛」狂言「呼声」など

国立能楽堂で上演された「土蜘蛛」(国立能楽堂提供)

2021年3月、皇居・二重橋前の特設舞台で行われた日本博皇居外苑特別公演「祈りのかたち」で、荒天のため中止になった演目が6月30日、国立能楽堂(東京都渋谷区)で上演された。

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能「土蜘蛛つちぐも(観世流)」は、梅若桜雪さんを中心に新たな演出が加えられ、蜘蛛の糸が飛び交う華やかな舞台で、観世流宗家の観世清和さんが源頼光を演じた。

狂言「呼声よびこえ(大蔵流)」は、居留守を使う太郎冠者を誘い出そうと、主人らが様々な節回しで呼び出す滑稽な様子で観客の笑いを誘った。

金春安明さん、大倉源次郎さんによる一調「曙」や、脇仕舞「羅生門(下掛宝生流)」、江戸城の大広間で演じられた記録がある「東北(金剛流)」も舞囃子まいばやしで披露された。

特別公演を監修した日本芸術文化振興会理事の大和田文雄さんは「皇居前でご覧いただけなかったのは残念だったが、改めてお届けすることができた。普段と違う会場で国立劇場のスタッフが取り組んだ舞台周りや照明、音響のデザイン、ライブ配信などは、国立劇場の再整備事業にも糧になる」としている。

(2022年8月12日付 読売新聞より。写真はすべて国立能楽堂提供)

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一調「曙」
脇仕舞「羅生門」
舞囃子「東北」
狂言「呼声」
能「土蜘蛛」
能「土蜘蛛」
能「土蜘蛛」
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