国立劇場(東京・半蔵門)が主催する「歌舞伎鑑賞教室」が7月公演で100回を迎え、出演者の中村又五郎さん、市川高麗蔵さんが6月16日、記者会見した。
1967年以来、ほぼ年2回開催、中学、高校生ら初心者を中心にこれまで600万人以上が生の歌舞伎に触れてきた。上演前の解説、豆知識をまとめた歌舞伎読本の無料配布など、わかりやすさを重視している。
7月の演目は「義経千本桜」(河連法眼館の場)、通称「四の切」。
又五郎さんは「多くの学生にとって初めて歌舞伎を見る機会で、大人になってまた見てくれる人は相当な数になる」。高麗蔵さんは「最初は本を読んでヘッドホンもして『耳も目も貸さないよ』という学生さんが、だんだん『あれ?』と舞台に興味を持ってくれる空気になる」と語った。
公演は7月27日まで(8、15日は休演)。料金は、学生1600円、一般4100円ほか。
(2021年7月4日付読売新聞朝刊から)
国立劇場の「歌舞伎鑑賞教室」が7月公演で100回を迎えます。1967(昭和42年)以来、中高生や初心者が生の歌舞伎に触れる貴重な場となってきました。7月の演目は「義経千本桜」(河連法眼館の場)、通称「四の切(しのきり)」。中村又五郎さんと市川高麗蔵さんが16日の会見で意気込みを語りました pic.twitter.com/DyNHdHFzYd
— 紡ぐ Japan Art & Culture (@art_tsumugu) June 16, 2021
詳細は国立劇場のサイトで。
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