2019.10.28

江戸の美と伝統文化を「日本博in日本橋」で体験

2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会を機に、日本文化を世界に発信しようと政府が推進する「日本博」の催しの一つ、「日本博in日本橋」(三井不動産、JTBなど特別協賛、日本橋高島屋S.C.など協賛)が東京都中央区の日本橋地区で開かれています。

江戸時代、日本橋は町人文化のまさに中心地で、現在も、重要文化財に指定されている建造物から和食まで、有形無形の文化財が豊かに伝えられています。「日本博 in 日本橋」は、こうした文化を広く体験してもらおうと企画されました。11月4日までの期間中、日本橋地区の老舗店などで、浮世絵木版画刷りの実演や和菓子作りのワークショップなど、多彩なプログラムが予定されています。

10月25日には開会記念式典が開かれ、主催の文化庁・宮田亮平長官、日本芸術文化振興会の河村潤子理事長のほか、岡田直樹・内閣官房副長官らが出席。大倉流小鼓方宗家で人間国宝の大倉源次郎さんの演奏に合わせ、能楽宝生ほうしょう流宗家の宝生和英かずふささんが、「高砂」の一節を披露しました。大倉さんは「江戸時代の日本橋は五街道の起点でした。今後は伝統文化を五大陸に発信したい」とあいさつしました。

大倉源次郎さん(左)と宝生和英さんによる特別演奏
記念撮影に収まる出席者ら

また、「舞台の合間に日本橋を散策するのが息抜きの一つ」という歌舞伎俳優の松本幸四郎さんは、「日本橋は歴史を底力に、エネルギーにして、新しいものを発信している。これからも文化を発信する場として発展してほしい」と話し、開会を祝しました。

期間中、25日には、「江戸町火消」の伝統を受け継ぐ「江戸消防記念会」のメンバーが作業唄「木り」を紹介。また27日までは、創業430年を迎える版元「伊場仙」に残る浮世絵も展示され、浮世絵の木版画刷りも実演されました。

浮世絵が刷り上がる様子を見学する中央区立常盤小学校の子どもたち

28日から11月1日までは、日本銀行本店本館や三井本館、日本橋三越本店、日本橋高島屋など、重要文化財に指定されている建造物をめぐるツアーが行われます。日本語のほか、英語や中国語の解説付きのコースもあります。

2日から4日までは、地域の老舗企業らによって、和菓子作りや江戸切子作り、紙すき体験、「おいしい海苔のり」をテーマにした講座など、日本橋ならではのワークショップが多数予定されています。職人の技を感じるもよし、味わうもよし――江戸の美と文化を体験してみてはいかがでしょう。

外国人向けに和食作りを紹介する講座も
ワークショップの詳しい内容や申し込みは公式サイトから
https://www.nihonbashi-info.jp/nihonhaku/

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