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2021.9.29

特別展「最澄と天台宗のすべて」音声ガイドナビゲーターは市川猿之助さん 「心の琴線に響くものとの出会い、楽しみ」

天台宗祖・最澄の1200年遠忌を記念して開かれる特別展「最澄と天台宗のすべて」がいよいよ10月、東京国立博物館(東京・上野公園)で始まるのを前に、音声ガイドナビゲーター・市川猿之助さんが収録に臨んだ。

ナビゲーター就任にあたり、「比叡山には折に触れ、足を運んでおります。今なお変わらず、信仰の場として、伝教大師最澄の教えが息づいている、日本の数少ない聖地である延暦寺をはじめ、天台宗の寺院などには貴重な宝が伝えられています」とコメントを寄せていた猿之助さん。改めて特別展に出品される仏像などを確認し、「これも出るんですね」「見たいなあ」とつぶやく場面も。「こんなに博物館に集まると、逆に、その間のお寺がどうなるのか心配なほどですね」と語った。

収録では、「詳しくない人でも耳から入る情報だけで分かりやすいよう、語感やリズム感に気をつけました」といい、台本にあった「永遠」の文字を「『えいえん』と読むか、『とわ』と読むかで印象が変わる」と自ら提案して読み比べるなどしていた。

「現在比叡山では、総本堂である根本中堂が10年にわたる修理を行っています。先人たちが守り継いできたものをご覧頂くことが、この先も守り継いでいくことにつながります。各地のお寺で拝見するとかなりの旅費と時間が必要ですが、博物館で一度にお会いできるなんて1200年遠忌のこの機会ならではでしょう。信仰の対象なので、ぜひ厳粛なお気持ちで。心の琴線にひびくものとの出会いが楽しみですね」

音声ガイドは650円(税込み)。展覧会は2022年2月に九州国立博物館、4月に京都国立博物館で開催される。

詳しくは公式サイトで!

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/saicho2021-2022/goods.html

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