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2025.5.10

京都で新指定 国宝・重文展 — 文化庁の移転機に初開催 5月11日まで

新たに国宝・重要文化財に指定される美術工芸品をまとめて紹介する「令和7年 新指定国宝・重要文化財展」が、京都文化博物館(京都市中京区)で開かれている。今回で82回目。文化財保護法による指定が初めて行われた1951年から東京国立博物館(東京都台東区)で開催されていたが、文化庁の移転を機に、初めて京都での開催となった。

国宝は、奈良・法隆寺で守り継がれ献納された「伎楽面ぎがくめん」(東京国立博物館蔵)など、重文は「絵師草紙」(皇居三の丸尚蔵館収蔵)や「護法童子立像」(滋賀・延暦寺蔵)などが並ぶ。〔2025年5月〕11日まで(7日は休館)。

会場では、すべての作品をカラー画像で紹介した図録=写真=も販売されている。文化庁調査官による作品解説も掲載され、1700円(税込み)。東京国立博物館ミュージアムショップでも取り扱う。

(2025年5月4日付 読売新聞朝刊より)

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