織田信長の弟で茶人として知られた織田有楽斎(長益)を、京都市にあるゆかりの建仁寺塔頭「正伝永源院」の寺宝などで紹介する四百年遠忌記念特別展「大名茶人 織田有楽斎」(読売新聞社など主催)が〔2024年1月〕31日、東京・六本木のサントリー美術館で開幕する。
30日には内覧会が開かれ、有楽斎が所有したと伝わる「大井戸茶碗 有楽井戸」をはじめとする茶道具の名品、武将や茶人と交わした書状などが関心を集めていた。真神啓仁住職は「ゆかりの品々が一堂に会した展覧会を、有楽斎の思い、美意識とともにご高覧いただければ」とあいさつした。会期は3月24日まで。展示替えあり。火曜休館(3月19日は開館)。
(2024年1月31日付 読売新聞朝刊より)
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