皇室に伝わる名品を紹介する「皇室の名宝と秋田~三の丸尚蔵館 収蔵品展~」が 〔2023年 7月〕8日、横手市の〔秋田〕県立近代美術館で開幕した。
1993年に開館した三の丸尚蔵館は、皇室に受け継がれてきた美術工芸品などを収蔵してきた。現在は新施設建設のため休館中で、その間、収蔵品を紹介する展覧会を全国で開催している。文化庁、読売新聞社が官民連携で進める「紡ぐプロジェクト」、読売新聞社が特別協力している。
展示されるのは東山魁夷、尾形光琳などの作品計55点(展示替えあり)。昭和天皇の即位に際して香淳皇后が贈った屏風「玉柏」(前期のみ)は秋田出身の平福百穂が描いた。
7日に開会式が行われ、三の丸尚蔵館を担当する宮内庁長官官房の朝賀浩参事官は「近代皇室と秋田を結びつける美術品を集めた、個性的な展示」と話した。
9月3日まで(8月3、4日休場)。一般1200円、高校・大学生1000円、中学生以下無料。
◇皇室の名宝と秋田 ~三の丸尚蔵館 収蔵品展~
【会期】2023年7月8日(土)~9月3日(日)
【会場】秋田県立近代美術館(秋田県横手市)
【主催】皇室の名宝と秋田実行委員会(秋田県立近代美術館・ABS秋田放送)、宮内庁
【共催】秋田魁新報社
【特別協力】文化庁、紡ぐプロジェクト、読売新聞社
【問い合わせ】0182・33・8855
(2023年7月8日付 読売新聞朝刊より)
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