国宝130件 一堂に —「日本国宝展」大阪市立美術館で4月26日開幕

教科書などでも知られる国宝約130件が一堂に会する「日本国宝展」（読売新聞社など主催）が〔2025年4月〕26日～6月15日、大阪市立美術館（大阪市天王寺区）で開催される。大阪・関西万博と、大規模改修をした同館の新装開館を記念した企画だ。

オフィシャルサポーターは、女優でモデルの中条あやみさん＝写真・青山謙太郎撮影＝が務める。出品作の中での一推しは、福岡市・志賀島で農民が見つけたとされる金印「漢委奴國王（かんのわのなのこくおう）」（展示は5月7日まで）。「発見されなかったら、私たちは見ることができなかったかもしれない。奇跡の重なりで出会えることにわくわくします」と声を弾ませた。

中条さんは大阪市出身。同館は遠足でも訪れたなじみの場所で「周辺は昔ながらの良さと新しさがうまく混在している」と話す。本展には、「多くの海外の方が訪れ、国宝を通じて日本文化の素晴らしさが伝わればうれしい」と期待した。

　（2025年4月6日付 読売新聞朝刊より）

公式サイト：「日本国宝展」