
福島県浪江町の大堀地区で作られてきた焼き物だ。江戸中期・元禄年間に始まり、300年以上の歴史がある。相馬藩士の
東日本大震災後、避難先の同県白河市で「

相馬藩の「御神馬」を表した縁起の良いモチーフは、うま年の今年にピッタリだ。絵付けの技法だけでなく、青磁
冠婚葬祭用の食器をそろえる家庭も珍しくなかった高度成長期に、多くの職人を抱える窯元もあったといい、1978年には「大堀相馬焼」として国の伝統的工芸品に指定された。
しかし、2011年3月に発生した東日本大震災と福島第一原発事故により、産地は苦境に立たされる。浪江町全域に避難指示が出され、町民たちは各地に散り散りとなった。大堀相馬焼協同組合に所属する窯元は、震災前の23戸から激減し、現在は山田さんも含めて7戸が福島県内の避難先で制作を続ける。
山田さんは「時間がかかっても産地としてのにぎわいを取り戻したい」と、この春にも、大堀地区の工房を修繕し、再稼働させることを目指す。若手の育成にも取り組む。
江戸時代の創始者の子孫として、同県二本松市に「休閑窯」を構える同組合理事長の半谷
(2026年2月25日付 読売新聞朝刊より)
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