真言宗大覚寺派大本山・大覚寺(京都市右京区)に受け継がれる寺宝を紹介する特別展「旧嵯峨御所 大覚寺―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」(読売新聞社など主催)が〔2025年1月〕21日、東京・上野公園の東京国立博物館平成館で開幕する。3月16日まで。
来年の開創1150年を記念した展覧会。安土桃山~江戸時代の絵師・狩野山楽による「牡丹図」(重要文化財)などの障壁画を、会期の前後期で計123面展示する。平安時代後期に活躍した仏師・明円の手がけた本尊「五大明王像」(同)や寺とゆかりの深い天皇の書、肖像画なども並ぶ。
本展は文化庁、宮内庁、読売新聞社による「紡ぐプロジェクト」の一環。20日は内覧会などが行われ、京都府出身で同展PR大使を務める俳優の吉岡里帆さんは「障壁画がここまで一斉に集まることはないそうで、会場は圧倒的な空間です。華やかな空気感が味わえます」と来館を呼びかけた。
(2025年1月21日付 読売新聞朝刊より)
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