文化財の保存に貢献した個人や団体を顕彰する「読売あをによし賞」は、今年の第17回から「保存・修復の部」と「継承・発展の部」の2部門で本賞を選考するよう変更し、現在、候補者の応募を受け付けている。締め切りは〔2023年〕5月31日(必着)。
同賞は2006年の創設以来、本賞(賞金300万円と記念品)、奨励賞(賞金100万円)、特別賞(記念品)を選んできた。今回の見直しは保存や修復に加え、伝統文化の継承・発展につながる活動などにも光を当てる狙いで、2部門の本賞に賞金各200万円を贈ることにした。
これに伴い、運営・選考委員に新たに室瀬和美・日本工芸会副理事長が参加。池坊専好・華道家元池坊次期家元、園田直子・国立民族学博物館教授、中西進・国際日本文化研究センター名誉教授、三輪嘉六・NPO法人文化財保存支援機構理事長、湯山賢一・東大寺ミュージアム館長ら合わせて計7人となる。
応募は所定の用紙に必要事項を記入のうえ、Eメールまたは郵便で送付する。宛先は〒530・0055 大阪市北区野崎町5の9、大阪読売サービスイベント事業部「読売あをによし賞」事務局(メールawoniyoshi@yomiuri.com、(電)06・6366・1857=平日午前10時~午後5時)へ。結果は秋頃に発表し、表彰式を11月3日に大阪市内で行う。
(2023年4月2日付 読売新聞朝刊より)
※募集要項はこちらから
https://info.yomiuri.co.jp/contest/clspgl/awoniyoshi.html
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