2020.8.11
蒼風は、華道家・勅使河原久次の長男として明治33年(1900年)に誕生。幼いころからいけばなの指導を受け、卓越した才能を発揮して注目を集めたが、型通りにいけるそれまでのいけばなに疑問を抱き、父と決裂。自由な表現を求めて昭和2年(1927年)に草月流を創流し、その軽快でモダンな花が評判となり、広く知られるようになった。
終戦後も欧米各地で展覧会やデモンストレーションを精力的に開催。いけばなを世界的な文化に高め、フランスの芸術文化勲章、レジオン・ドヌール勲章、芸術選奨を受賞したほか、いけばな以外にも彫刻、絵画、書と幅広く創作活動を行った。
今回の展覧会では、木彫りや書など蒼風の作品約20点が中心で、勅使河原茜・現家元による蒼風いけばなの再現作品も展示されている。
展示は8月16日まで。午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)。新型コロナウイルス対策としてマスク着用が必要で、混雑緩和のため入場制限を行う場合がある。入場料は一般300円など。
https://www.sogetsu.or.jp/events/hq-org/127283/
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