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2024.1.9

「春爛漫プレミアム文楽」静岡で2月18、19日開催 

文楽公演を楽しむ「春爛漫らんまんプレミアム文楽~源氏ゆかりの地で浸る歴史浪漫の旅~」が〔2024年〕2月18、19日、伊豆長岡温泉の旅館「三養荘」(静岡県伊豆の国市)で開かれる。読売新聞社と西武グループが連携して取り組む伝統文化振興プロジェクト「Action!伝統文化」の一環。

「ひらかな盛衰記」より「神崎揚屋の段」 ⓒ小川知子

三養荘は、旧三菱財閥の創始者、岩崎彌太郎氏の長男・久彌氏の別邸だった本館(登録有形文化財)や、建築家・村野藤吾氏による新館、3000坪の日本庭園などからなる。文楽の上演は初めて。

会場となる「三養荘」の外観

源頼朝が挙兵した地に近いことにちなみ、源平合戦を題材にした作品「ひらかな盛衰記」から、勘当された恋人に尽くす遊女・梅ヶ枝を描く「神崎揚屋かんざきあげやの段」を上演する。人形遣い、太夫、三味線の役割や見どころについて解説するワークショップを予定しており、文楽初心者でも楽しめる。1室4人利用1人11万500円から。問い合わせは三養荘(055・947・1111)へ。

(2024年1月7日付 読売新聞朝刊より)

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