みどころ

(きん)()(せん)()の秘仏本尊・()(おう)権現像(ごんげんぞう)のVR映像を大型スクリーンで紹介!!

VR映像『金峯山寺』より 製作協力:総本山金峯山寺 製作著作:TOPPAN

金峯山寺の本堂である蔵王堂(国宝)には、本尊の蔵王権現像3軀(重要文化財)がまつられています。像高7メートルに及ぶ日本最大の秘仏で、躍動感ある青黒い体と、悪を粉砕する忿(ふん)()の形相が強い印象を与えます。金峯山寺とTOPPANが約4年の歳月をかけて実施した三次元形状計測や超高精細デジタル撮影等で得たデータをもとに、蔵王堂と蔵王権現像の姿を目の前にあるかのように体感できるVR(バーチャルリアリティ)映像で再現しました。本展では展示室内に幅約18メートル、高さ約4.5メートルの大型スクリーンを設け、VR映像の一部を使って蔵王権現像を実物に近いサイズで投影します。迫力ある映像空間で、蔵王権現像の魅力をご堪能ください。


  • ※画像はイメージです。

金峯山寺仁王門安置の金剛力士像を
仏像館で特別公開中!!

像内の銘文により延元3年(1338)から翌年にかけて、(なん)()大仏師(だいぶっし)康成(こうじょう)により造られたことがわかります。見上げるばかりの巨像で、劇的な忿怒相(ふんぬそう)と全身にみなぎる力動感は圧巻です。建仁3年(1203)に運慶(うんけい)快慶(かいけい)らが制作した奈良・東大寺南大門像に次ぐ大作として、また当代を代表する金剛力士像としてもきわめて高い価値を有しています。


  • ※本展の観覧券でご覧になれます。

金剛力士立像
南北朝時代 延元4年(1339) 奈良・金峯山寺

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