2021.9.26

東北ゆかり 皇室の名品…宮城県美術館で始まる

開催前に報道向けに公開された東山魁夷の「平成度 悠紀地方風俗歌屏風」(17日、宮城県美術館で)=武藤要撮影 ※春夏を描いた右隻は前期(9月18日~10月10日)展示、秋冬を描いた左隻は後期(10月12日~11月7日)展示
東山魁夷の屏風など

皇室に伝わる名品を紹介する展覧会「宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美―東北ゆかりの品々」(宮城県美術館、宮内庁主催)が18日から、仙台市青葉区の宮城県美術館で開かれる。

皇室に受け継がれてきた絵画や工芸品などを収蔵する宮内庁三の丸尚蔵館は、現在、新施設の建設工事が進められている。その間、収蔵品を紹介する展覧会が宮城、宮崎、和歌山の3県で開催される。文化庁、宮内庁、読売新聞社が官民連携で進める「紡ぐプロジェクト」の一環。

先頭を切って開かれる宮城県美術館では、約50点を展示する。京都御所に収められていた「群獣図屏風びょうぶ」は、江戸時代に活躍した絵師、円山応挙の作品。日本にはいなかったトラやヒョウ、ゾウなど様々な動物が生き生きと描かれている。

「群獣図屏風」円山応挙 江戸時代(18世紀) 前期(9月18日~10月10日)展示

フランス語で「菓子入れ」を意味する、手のひらサイズの工芸品「ボンボニエール」10点も展示。明治時代から皇室の慶事の記念の品として作られてきた。

東北ゆかりの品では、秋田・角館のしだれ桜や男鹿半島の海岸を描いた東山魁夷の「平成度 悠紀地方風俗歌屏風」などが並ぶ。

「塩松八景図巻」住吉広守 江戸時代(18世紀) 通期(9月18日~11月7日)展示

土生はぶ和彦学芸員は「皇室と東北のつながりが分かる展示を見てほしい」と語る。

11月7日まで。月曜休館。前期と後期で作品の一部を入れ替える。問い合わせは同館(022・221・2111)。

(2021年9月18日 読売新聞宮城県版に掲載)

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