2020.12.7

首里城正殿の模型、沖縄から東京へ搬出 「日本のたてもの」で展示へ

慎重に進められた首里城正殿模型の搬出作業(5日午後、那覇市の沖縄県立博物館・美術館で)

模型を通じて日本の伝統建築を紹介する展覧会「日本のたてもの―自然素材をかす伝統の技と知恵」(文化庁、日本芸術文化振興会、読売新聞社など主催)で展示する首里城正殿の模型を搬出する作業が5日、那覇市の沖縄県立博物館・美術館で始まった。24日から東京・上野の東京国立博物館平成館で展示される。

展覧会は、政府の文化プログラム「日本博」と、文化庁・宮内庁・読売新聞社で取り組む「紡ぐプロジェクト」の一環。正殿の模型が沖縄県外に出展されるのは初めてという。

模型は10分の1の大きさで、高さ約1.7メートル、幅約3メートル、奥行き約2.3メートル。正殿は1945年の沖縄戦で焼失しており、戦前の修理に携わった大工の知念朝栄さん(故人)が53年に製作した。正殿は92年に復元されたが、昨年10月の火災で再び焼け落ち、再建に向けて検討が進んでいる。

緩衝材で模型全体をくるみ、搬出に向けた作業を進めた

この日は、模型を収蔵庫から出し、衝撃を吸収する搬送用の台に移す作業が行われた。7日に大型コンテナ車で運び出し、8日に那覇港を出港する。

(2020年12月6日付読売新聞より掲載)

「日本のたてもの」展の公式サイトはこちら

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/tatemono/

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