TRAIN SUITE 四季島について
SCROLL
日本を楽しむための上質な時間と空間を提供するクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。
目的地という「点」を目指す旅が、
車内で過ごす豊かな時間を通して行程そのものを楽しむ「線」の旅となり、
多彩な自然や文化に出会うことで記憶に残る「面」の旅として広がっていく……。
山形出身の工業デザイナー、奥山清行さんの手がけた車両の室礼(しつらい)も見所の一つ。
東日本で育まれた伝統工芸の粋をふんだんに取り入れ、旅を華やかに演出する。
知られざるその魅力の一部をのぞいてみよう。
木材や和紙など日本独自の素材や伝統工芸を随所に用いています――。そう奥山氏は話す。単に移動の手段としてではなく、「豊かな時間と空間の移ろい」を堪能するために東日本を代表する匠の技が仕組まれている。
客室の壁面に採用されているのは浄法寺漆産業(岩手県)の漆パネル。伝統技法が生み出す国産漆の色味と
「TRAIN SUITE 四季島」は、東日本の豊かで美しい自然、そしてそうした風土に育まれた産業や文化の魅力をゲストに届け、旅を通じて未来へと紡いでいく。
10両編成の車両は、展望車、ラウンジ、ダイニング、そして客室と、変化に富んだ空間で構成。先頭と最後尾に設けられた展望車は「四季島」の顔でもあり、車窓に向いたソファに腰を下ろせば、贅沢な時間が流れる。ラウンジには国産のブナ材を使った
花器
江戸時代、越後平野から日本海を望む弥彦山で銅が採掘され、玉川堂の本店がある新潟県燕市は、世界有数の金属加工地として知られるようになった。鎚起銅器とは、銅板を
調度品
会津漆器
会津塗伝承館 鈴善[ 福島県 ]
天正18年(1590年)、会津若松を治めた
座椅子・テーブル
曲木家具
秋田木工[ 秋田県 ]
蒸気で蒸した木材を鉄製の型にはめると、木はじわじわと形を変え、優美な曲線を描く。それを
内装
山形
オリエンタルカーペット[ 山形県 ]
絹織物の町として栄えた山形県山辺町で昭和10年(1935年)に創業したオリエンタルカーペット。日本で唯一、糸作りから染め、織り、加工、アフターケアまで職人による一貫生産を行っている。生み出された逸品は皇居新宮殿や新歌舞伎座のメインロビーなどでも採用されている、格式高い高級
「TRAIN SUITE 四季島」は、春から夏にかけての3泊4日コース、秋の3泊4日コース、春から秋にかけての1泊2日コース、冬の2泊3日コース、冬の1泊2日コース、東日本エリアに息づくその季節ならではの旬を楽しむ「東日本の旬」コースなど、テーマに合わせた旅を選ぶことができる。
「TRAIN SUITE 四季島」のコンセプトは「
2019年に総料理長に就任した佐藤滋シェフや行く先々の名店の料理人による沿線各地の季節の食材を生かした魅力あふれる料理が車内で提供されるのに加え、旅先でその地域ならではの料理を楽しむこともできる。
3泊4日コース(春~夏/秋)
豊かな自然が四季折々にみせる風景や、自然と共にある暮らしや文化にふれる旅。
1泊2日コース(春~秋)
里山、棚田、ぶどう畑などのぬくもりのある風景や、その地に息づく工芸品の粋を味わう旅。
2泊3日コース(冬)
東北の長い冬に息づいてきた、手仕事のぬくもりと幻想的な民話の世界への旅。
1泊2日コース(冬)
東国(とうごく)の冬日の光を受けて、聖なる社の森から太平洋をめぐる旅。
ゲスト専用のラウンジ「PROLOGUE 四季島」でお迎え
専用の「新たな旅立ちの13.5番線ホーム」から乗車
「TRAIN SUITE 四季島」の旅は、乗車前から始まる。旅の起点となるJR上野駅には、ゲスト専用のラウンジ「PROLOGUE 四季島」が設けられ、クルーズ出発前や帰着後にくつろぎのひとときを提供する。ラウンジ内の壁面には各停車駅をイメージしたウェルカムバナーが埋め込まれ、これから始まる感動体験を予感させる、深い落ち着きに満ちた空間だ。また、帰着後には「この旅がまだ続く旅」であることを感じさせながら、親交を深めるフェアウェルパーティーなども開かれる。
そして旅のはじまり。「四季島」への乗車は目前に設けられたゲスト専用「新たな旅立ちの13.5番線ホーム」から乗車できる、特別な演出が用意されている。
TRAIN SUITE 四季島について