2020.8.23

上杉謙信らの「服飾類」 修理方針を話し合い…布の色合いなど協議

文化庁、宮内庁、読売新聞社による「紡ぐプロジェクト」で修理が進む、戦国武将・上杉謙信らゆかりの重要文化財「服飾類」(室町時代~桃山時代)について、京都国立博物館(京都市東山区)の文化財保存修理所で20日、関係者らが集まり、修理方針などを話し合った。

服飾類は、上杉神社(山形県米沢市)の所蔵で、謙信と、米沢藩初代藩主・上杉景勝が使用したと伝わる。

「金銀襴緞子等縫合胴服」の修理方針について話し合う関係者ら(20日午後、京都市東山区で)

このうち舶来のきれなどをパッチワークのように縫い合わせた「金銀きんぎん襴緞子等らんどんすとう縫合ぬいあわせ胴服どうふく」など4点が修理対象となっている。

裏地は緯糸(よこいと)のみが残り、ほつれて束のようになっている。これ以上劣化しないよう、カバーするための布を新たに作る予定だ

この日は修理を担う「松鶴堂」(同区)の担当者らが参加。光沢のある黄色の表地が目を引く「黄地きじ平絹へいけん流水りゅうすい梅扇面ばいせんめん描絵かきえ胴服どうふく」は裏地の損傷が激しく、劣化を防ぐために上から覆う布の色合いなどを協議した。

2020年8月21日付読売新聞から掲載

(読売新聞京都総局 辰巳隆博、撮影・写真部 長沖真未)

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