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2020.9.26

世界遺産・二条城など京都を舞台にアートの祭典 12月に開催

記者発表する京都市の門川市長(右)と「artKYOTO」総合プロデューサーの來住尚彦氏

京都市などは、美術市(アートフェア)に加え、舞踊劇、美術史体験ツアーなどを楽しめるアートの祭典「artKYOTO 2020 ~History in Action Festival~」を12月4日(金)~6日(日)に開催する。

世界遺産・二条城や明治期の近代建築物で重要文化財の京都国立博物館を会場に、文化芸術を鑑賞したり、美術品を購入したりといった様々な体験の場を提供する。

京都国立博物館 明治古都館(同館提供)

メインプログラムは、古美術から現代美術まで幅広いアート作品の鑑賞・購入が楽しめる「美術市(アートフェア)」。レンガ造りの京都国立博物館・明治古都館を舞台にした各ギャラリーの展示も注目される。

舞踊劇「乱舞~二条城~」を演じる早乙女太一

また、二条城の歴史を現代大衆演劇の第一人者・早乙女太一と和楽器ユニットRin’がライブコラボで再現する舞踊劇「乱舞~二条城~」も企画。日本文化の象徴とも言える「剣舞」や「殺陣」、「女形」によるライブパフォーマンスを披露し、今と昔が同一化する空間を感じられるようにする。新型コロナウイルス感染症拡大を考慮し、オンラインで配信する予定だ。

二条城二の丸御殿松鷹図(京都市提供)
二条城二の丸御殿 大広間(京都市提供)

今回のイベントは、新型コロナの広がりに影響され作品発表の場が失われている若手アーティストに対し、発表の機会を提供する狙いもある。このほか、「狩野派」をテーマに二条城・二の丸御殿の襖絵ふすまえ・障壁画を特別ガイドで鑑賞する美術史体験ツアーも用意される。

入場料は一般・前売り券5000円(税込み)。枚数限定の事前予約制となる。詳細はartKYOTOの公式サイト(https://artkyoto.jp/)で。

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