2020.3.20

東寺の二間観音 修理終え25年ぶりに一般公開

修理が完了し、一般公開される東寺所蔵の「二間観音」(19日、京都市南区で)=長沖真未撮影

文化庁、宮内庁、読売新聞社の推進する「紡ぐプロジェクト」の文化財修理助成事業で、最初に修理が完了した京都・東寺所蔵の重要文化財「木造観音菩薩ぼさつ梵天ぼんてん・帝釈天立像りゅうぞう」(二間ふたま観音)が19日、東寺宝物館(京都市)で報道陣に公開された。日本博の一環として20日から同館で始まる「東寺名宝展」(5月25日まで)で25年ぶりに一般公開される。

二間観音は高級木材・白檀びゃくだんを使った鎌倉時代の三尊像で、高さは21・7~24・9センチ。宮中で営む法要の本尊と伝わり、内裏御殿の「二間」に安置されていたことから「二間観音」と呼ばれる。室町時代に東寺に移された。

昨年4月に始まった紡ぐプロジェクトの修理助成事業の対象となった国宝、重文計8件のうちの1件で、昨年5~12月に京都国立博物館(京都市)の修理所で修理され、表面から剥離した截金文様をニカワで接着し直すなどした。

修理の様子を紹介するパネルも展示されている

東寺の新見康子・文化財保護課長は「制作当時に近い輝きが戻った。繊細な文様を間近で見てもらいたい」と話した。

開催概要

日程

2020.3.20〜2020.5.25

会期中、一部展示替えあり。
前期=3月20日~4月23日
後期=4月24日~5月25日

会場

東寺(教王護国寺)宝物館
京都市南区九条町1

料金

大人500円
中学生以下300円

休館日

なし

開館時間

午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)

お問い合わせ

075-691-3325

https://toji.or.jp/

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