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2020.8.6

歴史の息づかい感じる特集展示  「しきしまの大和へ~奈良大発掘」九博で開催

九州国立博物館(福岡県太宰府市)で7月28日から、開館15周年記念特集展示・ 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵品巡回特別展 「しきしまの大和へ~奈良大発掘」が開催されている。

土偶(縄文時代晩期 紀元前約10~4世紀) 橿原考古学研究所蔵

「しきしまの大和」と万葉集に詠まれた奈良。そこには長らくこの地が日本の中心地であったことを示す、多くの文化遺産がある。古墳時代には「ヤマト王権」が誕生し、先進の渡来技術の獲得を背景に日本列島の統合を進め、ついに大和は古代国家の首都となった。

船形埴輪はにわ(古墳時代中期 4~5世紀) 橿原考古学研究所附属博物館蔵
三彩小つぼ(奈良時代 8世紀) 橿原考古学研究所蔵

その後も飛鳥京・藤原京・平城京の建設と、日本の中心として長く栄えたその歴史は、異文化との交流と受容、変革を経た日本の文化形成と重なる。

奈良県橿原市に所在する橿原考古学研究所は、約80年にわたり奈良県全域の調査を行ってきた。その成果は大和の歴史をひも解くとともに、わが国の国家形成への道程をも明らかにしている。

将棋駒(平安時代 11世紀) 橿原考古学研究所附属博物館蔵
インドが発祥とされる「将棋」は平安時代に日本に伝わり、貴族や僧侶の間で親しまれた。興福寺の境内から出土した「玉将」の駒は、僧侶がつくったのだろうか?
三角縁龍虎鏡(古墳時代前期 4世紀) 橿原考古学研究所附属博物館蔵
龍と虎は、中国ではいずれも強力な神聖獣でありながら、相対するものともされる。海を渡ってきたこの鏡の中にも、聖なる龍虎が住んでいる

今回の特集展示では、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館の所蔵品から、特に縄文~中世の出土資料の優品を展示し、外来文化を受け入れながら独自の文化を形成した日本の姿を紹介する。奈良・大和の歴史の息づかいを感じるとともに、ムラから都市、国家へと歩んだ足跡を鑑賞できる展示となりそうだ。

展覧会公式サイトはこちら

https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre166.html

開催概要

日程

2020.7.28〜2020.12.20

会場

九州国立博物館 文化交流展示室 第2・3室
福岡県太宰府市石坂4-7-2

料金

一般700円 大学生350円
高校生以下・18歳未満および70歳以上は無料

休館日

毎週月曜日

※8月10日(月・祝)、9月21日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館、9月23日(水)、11月24日(火)は休館

開館時間

午前9時30分~午後5時

※入館は午後4時30分まで

お問い合わせ

050-5542-8600(ハローダイヤル、午前8時~午後10時)

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