2019.9.30

米ロサンゼルス・カウンティ美術館 「日本美術に見る動物の姿」展

円山応挙 「群鶴図」 安永元年(1772)、ロサンゼルス・カウンティ美術館 Gift of Camilla Chandler Frost in honor of Robert T. Singer (M.2011.106.1-.2) (Photo © Museum Associates/LACMA)

国際交流基金(ジャパンファウンデーション、本部・東京)は、ワシントンのナショナル・ギャラリー・オブ・アートに引き続いて、 ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA) でも「日本美術に見る動物の姿」展を9月22日から12月8日まで開催している。ワシントン展で好評を博した作品の一部に LACMA のコレクションを加え、日本美術における動物表現の魅力を紹介している。

「神狐像」鎌倉~南北朝時代、14世紀、木山神社

日本では古墳時代から、人々が動物や自然と共に歩み、生きてきた。1500年以上の長きにわたって動物は人間の友として、また時には、人知を超えた力として、造形美術や文学の重要な主題となってきた。

「埴輪犬」古墳時代、6-7世紀、ミホミュージアム(Photo © 山崎兼慈)

動物が芸術表現上、これほどまでに主要な地位を獲得してきたことは、日本文化の特徴の一つといえる。本展では、人々の暮らしや精神風土、宗教観と深く関わってきた多彩な動物表現を、絵画、彫刻、漆芸、陶芸、金工、七宝、木版画、染織、写真といった媒体を通して探究する。

狩野永泰 「放生会」 江戸時代後半、19世紀前半、個人蔵

日本と米国で収蔵されている合わせて100点以上の優品で構成された本展は、日米双方から多数の関係者の協力により実現した。ロサンゼルス・カウンティ美術館日本美術部長のロバート・シンガー氏と千葉市美術館館長の河合正朝氏がキュレーターを務め、日本の専門家チームが共同キュレーターとして参加した。

「八相涅槃図」江戸時代、享保12年(1727)、名古屋・西来寺

「動物」という新たな切り口に挑む本展により、米国での日本文化への理解は一層深まるものと期待される。

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