2021.2.8

激動の時代映す造形~特別展「豊臣の美術」大阪で開催

重要文化財 豊臣秀吉像
慶長3年(1598年)賛 京都・高台寺蔵

大阪市立美術館(大阪市天王寺区)で4月3日から、特別展「豊臣の美術」が開催される。豊臣秀吉や一族ゆかりの品々から国宝3件、重要文化財22件を含む約80点を展示し、激動の時代を映す壮麗な造形を紹介する。(※4月25日から5月11日まで臨時休館しています。詳細は公式サイトをご参照ください)

重要文化財 四季花木図ふすま(部分)
狩野光信筆 慶長5年(1600年) 滋賀・園城寺
重要文化財 四季花木図襖(部分)
狩野光信筆 慶長5年(1600年) 滋賀・園城寺

織田信長の遺志を継いで全国統一を成し遂げ、大坂に政治拠点を定めた天下人・秀吉とその一族は、強大な権勢と富を手中におさめ、絢爛けんらん豪華な桃山文化を隆盛へと導いた。豊臣氏がリードした文化創造のトレンドは、人々の美意識に大きな変革を迫り、桃山美術の潮流を醸成する原動力となった。



重要文化財 醍醐花見図だいごのはなみず屏風びょうぶ
桃山時代・16~17世紀 国立歴史民俗博物館

御所参内・聚楽第行幸図じゅらくだいぎょうこうず屏風(左隻)
江戸時代・17 世紀 小林英好氏

大坂の陣で敗れ、滅亡の道をたどった豊臣氏に直接関わる美術工芸関係の遺品は、数としては勝者である徳川氏のそれに及ぶべくもない。しかし、関係寺社、皇族・貴族、恩顧の大名らを経て、少なからぬ優品が今日まで伝えられている。

唐物瓢箪茶入からものひょうたんちゃいれ 上杉瓢箪(豊臣秀吉所持)
中国 南宋~元時代・13~14世紀 野村美術館
重要文化財 唐物茶壺ちゃつぼ 銘松花 大名物(豊臣秀吉所持)
中国 南宋~元時代・13~14世紀 徳川美術館
©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

秀吉の神格化に関わる多数の肖像、秀吉夫妻の遺愛品である優美な蒔絵まきえ調度(高台寺蒔絵)をはじめ、唐物茶道具、刀剣など一族が収集した名物の数々、御用絵師・狩野派による寺院障壁画や太閤秀吉を追慕する風俗画まで、その内容は実に多彩だ。

本展は、桃山の「夢」をひらいた天下人の大いなる威光と美意識を体感できるまたとない機会といえるだろう。

開催概要

日程

2021.4.3〜2021.5.16

※4月25日から5月11日まで臨時休館しています。詳細は公式サイトをご参照ください

会場

大阪市立美術館
大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82(天王寺公園内)

Google MAP

料金

一般1500円、高大生1000円

※前売券の販売はありません。 ※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(介護者1人を含む)は無料(要証明) ※大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。

休館日

月曜日

(祝休日の場合は開館し、翌平日休館。ただし、5月6日は開館)

開館時間

9:30〜17:00(最終入館時間 16:30)

お問い合わせ

大阪市総合コールセンター なにわコール(06-4301-7285)
(年中無休:午前8時~午後9時)

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