2020.8.3

天下人の美術、絢爛豪華に~特別展「桃山―天下人の100年」

東京・上野の東京国立博物館で10月6日から11月29日まで、特別展「桃山―天下人の100年」が開催される。紡ぐプロジェクトの2020年度の展覧会の一環で、室町末期から江戸初期までの激動の100年を対象に、教科書でも知られる戦国武将や茶人、文化人など有名人ゆかりの絢爛けんらん豪華な作品が登場する。

唐獅子図屏風からじしずびょうぶ 狩野永徳筆
安土桃山時代・16世紀 東京・宮内庁三の丸尚蔵館蔵 後期展示

見どころは、変革の時代を語る「桃山美術の教科書」ともいうべき作品群。この時代の美術が、何を受け継いで誕生し、後世にどのような影響を与えたのかを検証する。政治とともに美術も変革の時代にあったことが、一目瞭然りょうぜんとなる展覧会だ。

国宝 洛中洛外図らくちゅうらくがいず屏風(上杉家本) 狩野永徳筆(右隻)
室町時代・永禄8年(1565) 山形・米沢市上杉博物館蔵 前期展示
国宝 花下遊楽図かかゆうらくず屏風 狩野長信筆(一双のうち左隻)
江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵 通期展示

戦国ファンも必見。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らが、天下の覇権を争った時代の富と権力を誇示するたくましい造形から、平和の時代に適した優美で瀟洒しょうしゃな美への展開を、名品によって分かりやすく紹介する。戦国武将たちの活躍した時代を代表する優品により、中世と近世をつなぐ100年を体感できる。

重要文化財 銀伊予札ぎんいよざね白糸威しろいとおどし胴丸具足どうまるぐそく
安土桃山時代・16世紀 宮城・仙台市博物館蔵 前期展示
重要文化財 刀 無銘 伝元重でんもとしげ朱漆打刀しゅうるしのうちがたな
(刀身)伝備前元重 南北朝時代・14世紀 (刀装)安土桃山~江戸時代・16~17世紀 東京国立博物館蔵 通期展示

絵画では、狩野元信から孫の永徳、その孫の探幽まで。永徳のライバル長谷川はせがわ等伯とうはく海北友松かいほうゆうしょう雲谷等顔うんこくとうがんによる障壁画や、江戸時代初期の風俗を写した風俗画を展示する。

上杉謙信や豊臣秀吉、伊達政宗など戦国武将ゆかりの武具甲冑かっちゅう千利休せんのりきゅう古田ふるた織部おりべゆかりの茶道具のほか、高台寺蒔絵まきえや南蛮美術など、様々な分野の時代を代表する作品約230件。全国を駆け回らないと見ることのできない作品が一堂に会している。

展覧会公式サイトはこちら

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/momoyama2020/

開催概要

日程

2020.10.6〜2020.11.29

前期展示:10月6日~11月1日
後期展示:11月3日~11月29日

会場

東京国立博物館 平成館(上野公園)
東京都台東区上野公園13-9

料金

混雑緩和のため、本展では事前予約制(日時指定券)を導入します。入場にあたってはオンラインでの日時指定券の予約が必要です。詳細は9月上旬に展覧会公式サイト等にてお知らせします。

休館日

確定次第、お知らせします。

開館時間

確定次第、お知らせします。

お問い合わせ

03-5777-8600(ハローダイヤル)

Share

0%

関連記事Related articles

編集部からFrom the Editor

一覧ページへ