華麗に装った人々が様々な遊びに興じ、遊宴を楽しむ様子を描いた遊楽図屏風は、桃山から江戸時代前期に花開きました。この遊楽図屏風の2大傑作が国宝「彦根屏風」と国宝「松浦屏風」です。遊びの文化が生んだ大輪の花であり、美しい着物や調度品が遊宴の豪華さを伝えるとともに、遊びの背景にある教養や、華やかさの陰に時にひそむ物憂さまでもが表現されています。
遊楽図屏風の主な舞台である遊里がそうであったように、天下泰平の世には、人々が集い、交流する場から、新しい文化に裏打ちされた新しい美が発信されました。江戸時代中期以降に盛んになる、趣味や志を共有する人々の集まり「雅会」も、そうした知的好奇心と教養に彩られた美を醸成する場となります。
特別展では、国宝「彦根屏風」、国宝「松浦屏風」をはじめとする近世初期の遊楽図や、遊楽図の系譜を継ぐ浮世絵作品、近世初期の遊楽図を懐古した江戸時代後期の作品、遊楽図と正反対に見えながらも共通項のある文人たちの雅会図、遊宴や雅会の場を盛り上げた工芸品を展示し、遊び集う文化の豊かさに注目しています。
(大和文華館公式サイトから)
開催概要
日程
2019.11.22〜2019.12.25
大和文華館
奈良市学園南1-11-6
一般 950円
高校・大学生 730円
小学・中学生 無料
※20人以上の団体は相当料金の2割引き。引率者1人無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1人2割引き
休館日
月曜
開館時間
10:00 a.m.-5:00 p.m.(入館は 4:00 p.m. まで)
お問い合わせ
Tel: 0742-45-0544
Fax: 0742-49-2929
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