2020.7.22

「漆 ―徳川美術館珠玉の名宝―」と「怪々奇々 ―鬼・妖怪・化け物…―」同時開催

重要文化財 朱漆地花鳥七宝繋文密陀絵沈金大椀
徳川家康・徳川義直所用 琉球(沖縄) 16~17世紀

尾張徳川家の宝物を所蔵・公開している徳川美術館(名古屋市東区)では、特別展「漆 ―徳川美術館珠玉の名宝―」と企画展「怪々奇々 ―鬼・妖怪・化け物…―」を同時開催中だ。会期はいずれも9月13日(日)まで。

漆 ―徳川美術館珠玉の名宝―

日本・中国・朝鮮半島・東南アジアからインドあたりにかけて産出される漆の樹液を塗布した器物は、防湿性・防腐性に優れ、しかも、酸やアルカリにも強い耐久性があり、さらに美しい光沢をもつ。接着力も強く、東洋では古代からさまざまな工芸品や建造物などに用いられてきた。

「漆 ―徳川美術館珠玉の名宝―」展では、世界的なコレクションとして知られる徳川美術館の唐物漆器を中心に、器体に金や銀の粉をき付けて、繊細で美麗な意匠を凝らした蒔絵、さらに朝鮮、琉球などの諸作品を通じて、現在われわれの生活の中で使用する機会が少なくなっている漆工芸の美しさと魅力をたどる。

主な展示作品
梔子連雀文堆朱盆
彫銘「張成造」 「頴川東房」朱漆印
元時代、14世紀
屈輪文犀皮食籠・盆
南宋時代、13世紀
黒漆地楼閣人物図螺鈿桃形食籠
明時代、15~16世紀
菊鷺文白密陀彫文庫
明時代、15 世紀

(上の展示作品はいずれも徳川美術館蔵)

怪々奇々 ―鬼・妖怪・化け物…―

死後の世界、寝静まった後の夜の時間、暗い闇の向こう側、普段立ち入らない場所や、他人の心のなか。見えない領域にひそむ恐怖は、一般に鬼や幽霊・妖怪とよばれる異形の者たちに置き換えられてきた。かれらは、物語として読み聞かせられては驚かせ、怖がらせ、絵画として描かれれば、ユニークな姿で人々の目を楽しませもしてきた。

「怪々奇々 ―鬼・妖怪・化け物…―」展では、古典文学に記された怪奇現象から、幽霊や鬼、妖怪といった、異形の者たちの世界を紹介している。

主な展示作品:
重要文化財 破来頓等絵巻(部分)
鎌倉~南北朝時代、14世紀
日高川草紙絵巻模本
江戸時代、18~19世紀
大江山絵巻(酒呑童子絵巻)三巻の内 中巻
江戸時代、17世紀
百鬼夜行絵巻模本(部分)

(上の展示作品はいずれも徳川美術館蔵)

公式サイトはこちら

開催概要

日程

〜2020.9.13

10:00 a.m.-5:00 p.m.
(入館 4:30 p.m. まで)

会場

徳川美術館
名古屋市東区徳川町1017

料金

一般 1400円
高・大生 700円
小・中生 500円
※「漆 ―徳川美術館珠玉の名宝―」「怪々奇々―鬼・妖怪・化け物…―」両展共通
※20人以上の団体は一般200円、その他100円割引
※毎週土曜は小・中・高生入館無料

休館日

月曜(祝日・振替休日の場合は翌平日)

お問い合わせ

Tel. 052-935-6262

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