2020.9.6

【作家が語る】小森邦衞―工藝2020出展作品から

籃胎合子らんたいごうす

小森 邦衞 2015年 W・D・H:24.8・24.8・6.8cm (薬師寺)【漆工】

軽くて狂はない素地として、竹を編み乾燥素地の上に網代を張り付ける。漆の美しさを生かし、弁柄漆中塗の上に透漆を塗り弁柄溜塗として、内側は黒漆を塗り、底艶のある花塗に仕上げた菓子器である。

小森邦衞(1945- ) Komori Kunie
石川県生まれ。輪島で沈金を修業した後、石川県立輪島漆芸研修所に入所して赤地友哉と太田儔に学び、また松田権六の指導を受けた。伝統工芸を主体に活動し、档材の曲輪造と竹編みの籃胎技法を併用した素地に、朱漆や黒漆、ぼかし塗りによる明快な意匠・構成と塗り立て仕上げで漆の魅力を表す髹漆の制作を表している。日本伝統工芸展で1986年及び1989年優秀賞を受賞、2002年日本工芸会保持者賞と受賞を重ねた。2004年MOA岡田茂吉賞大賞受賞。2006年重要無形文化財「髹漆」保持者認定。《籃胎合子》は、乾漆素地に竹ヒゴの網代編みを張った器胎とし、弁柄の溜塗りで仕上げた菓子器で内側は黒漆の塗り立てである。石川県輪島市在住。

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「工藝2020」開催概要や日時指定チケットの情報は公式サイトで

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kogei2020/

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